NotebookLMで保育園の入園案内を読む|初心者向け3ステップ

自治体から届いた保育園の入園案内を開いて、そっと閉じてしまったことはありませんか。

結論からお伝えすると、あの分厚い入園案内は、NotebookLM(ノートブックエルエム)というGoogleの無料AIツールに読み込ませて、質問しながら読むのがいちばんラクです。全部を読まなくても、「うちの場合は何点になりますか」「提出期限はいつですか」と聞けば、資料の中から答えとその根拠を出してくれます。

この記事を読むとわかること:

  • 保育園の入園案内がなぜあんなに読みにくいのか
  • NotebookLMで入園案内を読む3ステップ(スマホでもできます)
  • そのままコピーして使える質問例7つ
  • 個人情報まわりで気をつけたい3つのこと

※NotebookLMは2026年7月から「Gemini Notebook(ジェミニノートブック)」という名前に変わりつつあります。中身は同じものなので、画面の名前が違っていても慌てなくて大丈夫です。

保育園の入園案内が読みにくい3つの理由

「自分の読解力が足りないのかな」と落ち込む必要はまったくありません。入園案内は、そもそも読みにくく作られています。理由は3つあります。

1つ目は、量が多いこと。 自治体によっては50ページを超えるPDFが1本にまとまっています。園の一覧、点数表、申込書の書き方、注意事項がすべて同じファイルに入っています。

2つ目は、行政の言葉で書かれていること。 「基準指数」「調整指数」「保育の必要性の認定」など、日常では使わない言葉が説明なしで出てきます。しかも同じ意味の言葉が、自治体によって「点数」「指数」「ポイント」と呼び方が変わります。

3つ目は、自分に関係のある部分が散らばっていること。 共働き世帯の点数は10ページ目、きょうだいがいる場合の加点は28ページ目、提出書類の一覧は41ページ目……というように、知りたい1つのことを確認するために、何度もページを行ったり来たりすることになります。

つまり、入園案内は「最初から最後まで読む資料」ではなく、「必要なところだけ引く資料」なのです。だからこそ、質問して引き出せるAIとの相性がとてもよいのです。

NotebookLMで保育園の入園案内を読む3ステップ

NotebookLMは、自分がアップロードした資料の中だけを読んで答えてくれるAIツールです。ここが普通のChatGPTなどとの一番の違いで、インターネット上のよその自治体の情報が混ざりません。「お住まいの自治体の入園案内だけを読む専用の相談相手」を作るイメージです。

無料で使えて、パソコンでもスマホでも使えます。

ステップ1:入園案内のPDFを手元に用意する

多くの自治体は、入園案内(「保育所等利用案内」「保育園入園のご案内」などの名前)をホームページでPDFとして公開しています。「〇〇市 保育園 入園案内 PDF」で検索すると見つかります。

紙で配られたものしか手元にない場合は、スマホのカメラで撮った写真でも読み込めますが、PDFのほうが文字がきれいに読み取られるため、答えの精度が上がります。 できればホームページ版を探してみてください。

このとき、入園案内だけでなく「点数表(選考基準表)」が別ファイルになっていないかも確認してください。多くの自治体で、いちばん知りたい点数の一覧は別PDFになっています。

ステップ2:NotebookLMに読み込ませる

  1. notebooklm.google.com にアクセスし、Googleアカウントでログインします
  2. 「新規作成」を押します
  3. 用意したPDFをドラッグするか、ファイルを選んでアップロードします

複数のファイルを一度に入れられるので、入園案内・点数表・園の一覧の3つをまとめて入れておくと、あとの質問がぐっと便利になります。読み込みは数十秒で終わります。

スマホから使う方法は、NotebookLMはスマホだけで使える?初心者向けにアプリの始め方を解説で詳しく説明しています。保育園の書類は隙間時間に確認したいものなので、スマホで使えるようにしておくと便利です。

ステップ3:自分の状況を伝えて質問する

読み込みが終わったら、画面下の入力欄に質問を打ち込みます。ここでのコツは、「自分の状況」を先に伝えてから聞くことです。

例えば、こう聞きます。

夫婦ともに正社員でフルタイム勤務(週5日・1日8時間)です。子どもは1歳児クラスの希望で、上の子はこの保育園には通っていません。この場合、基準指数は何点になりますか。資料の該当ページも教えてください。

すると、資料の中の該当箇所を探して、点数とその根拠を示してくれます。答えの横に表示される番号をクリックすると、元の資料のどこに書いてあったかがそのまま表示されます。 ここが大事なところで、AIの答えを鵜呑みにせず、必ず元の文章を自分の目で確認できるようになっています。

そのままコピーして使える質問例7つ

保活(保育園に入るための活動)でよく必要になる質問を7つ挙げます。〇〇の部分をご自身の状況に置き換えて使ってください。

  1. 提出期限と方法「申込書の提出期限はいつですか。郵送・窓口・オンラインのどれに対応していますか」
  2. 必要書類の一覧「共働き世帯が提出する書類を、もれなく箇条書きで教えてください」
  3. 点数の内訳「基準指数と調整指数の違いを、この資料の言葉で説明してください」
  4. 加点の条件「加点(調整指数のプラス)になる条件をすべて挙げてください。うちが当てはまりそうなものはありますか」
  5. 同点だったとき「同じ点数の人が並んだ場合、どういう順番で決まりますか」
  6. 育休関連「育休からの復帰予定です。復帰時期について条件や注意点はありますか」
  7. 落ちたときの流れ「希望した園に入れなかった場合、次はどうなりますか。二次申込の時期も教えてください」

とくに4番の「加点の条件をすべて挙げてください」は、自分では気づいていなかった項目が見つかることがあるので、一度は聞いてみることをおすすめします。

答えが長くなったときは、「小学生にもわかる言葉で説明してください」「表にまとめてください」と追加でお願いすると読みやすくなります。

使うときに気をつけたい3つのこと

便利な使い方ですが、大事な手続きに関わることなので、次の3つは必ず守ってください。

1. 最終確認は必ず自治体の窓口で

AIの答えは、あくまで「資料を読んだ結果」です。点数の判定や書類の要否は、最終的には自治体が決めます。NotebookLMは、窓口に相談する前に論点を整理するための道具と考えてください。「この点が資料からは判断できなかったので確認したい」と質問を絞ってから電話すると、窓口でのやりとりも短くて済みます。

2. 個人情報の入れすぎに注意する

勤務時間や世帯構成を伝えるくらいなら問題ありませんが、マイナンバー、口座番号、勤務先の詳しい住所などが写った書類をそのまま読み込ませるのは避けましょう。 課税証明書や就労証明書には、こうした情報が載っていることがあります。

どこまでなら入れて大丈夫かの線引きは、NotebookLMに個人情報を入れて大丈夫?初心者向け・安全に使う3つのルールにまとめてあります。保育園の書類を扱う前に、一度目を通しておくと安心です。

3. 資料の年度を必ず確認する

保育園の入園案内は毎年更新されます。検索で出てきたPDFが去年のものだった、という事故がいちばん怖いところです。アップロードする前に、ファイルの表紙で「令和〇年度」の表記を確認してください。古い資料を入れてしまうと、AIはその古い内容をもとに、堂々と間違った答えを返します。

なお、入園後に毎月届くおたよりやプリントの整理にも同じ方法が使えます。こちらはNotebookLMで学校のプリント整理|初心者向け3ステップと注意点で解説しています。

よくある質問

Q. 本当に無料で使えますか?

はい、Googleアカウントがあれば無料で使えます。無料版でも1つのノートブックに複数の資料を入れられるので、入園案内を読む用途なら十分です。

Q. パソコンが苦手でも大丈夫でしょうか?

大丈夫です。やることは「ファイルをアップロードする」「質問を打ち込む」の2つだけです。ママ向けの講座でお伝えすることが多い内容ですが、AIを触ったことがない方でも、最初の1回で答えを引き出せるところまでたどり着けます。【要確認:経験談】

Q. 隣の市の入園案内と比べることはできますか?

できます。2つの自治体のPDFを同じノートブックに入れて、「2つの資料で選考基準の違いを表にしてください」と聞くと比較してくれます。引っ越しを検討している方に便利な使い方です。

まとめ

保育園の入園案内をNotebookLMで読む方法をお伝えしました。要点は3つです。

  1. 入園案内は「全部読む資料」ではなく「必要なところだけ引く資料」。 だから質問できるAIと相性がよい
  2. 手順は3ステップだけ。 PDFを用意して、NotebookLMに入れて、自分の状況を伝えて質問する
  3. 最終確認は必ず自治体の窓口で。 資料の年度と、個人情報の入れすぎにも注意する

まずは、お住まいの自治体のホームページから入園案内のPDFを1つダウンロードして、読み込ませてみてください。「提出期限はいつですか」の一言を聞くだけでも、資料をめくる時間がまるごと浮きます。


この記事は、AI講師として累計350名以上に教えてきた Ryo(Nawa AI Lab)が書きました。

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