NotebookLMで取扱説明書を読む方法|3ステップで初心者もすぐできる
エアコンのエラー表示の意味を調べようとして、分厚い取扱説明書をめくったまま10分たってしまった。そんな経験はありませんか。
結論からお伝えすると、NotebookLM(ノートブックエルエム/Googleの無料AIツール)に取扱説明書を読み込ませれば、「エラーのE5って何ですか?」と話しかけるだけで、説明書の該当ページから答えを返してくれます。しかも「何ページに書いてあったか」まで示してくれるので、後から自分の目で確かめられます。
この記事では、NotebookLMで取扱説明書を読む方法を、パソコンが得意でない方でもできる3ステップで解説します。そのまま使える質問の例や、使う前に知っておきたい注意点までまとめました。
なお、NotebookLMは2026年7月に「Gemini Notebook(ジェミニノートブック)」へ名称が変わりました。画面の名前が違っていても、中身は同じものだと思って読み進めてください。
NotebookLMで取扱説明書を読むと、何が変わるのか
いちばん大きな変化は、「探す」作業が「聞く」作業に変わることです。
これまでは、目次を見て、それらしいページを開いて、違ったらまた目次に戻る、という往復が必要でした。NotebookLMを使うと、知りたいことをそのまま日本語で聞けば、説明書の中から答えを探して短くまとめてくれます。
同じAIでも、ChatGPTのような一般的なAIとは役割が違います。ChatGPTはインターネット全体で学んだ知識から答えるので、あなたの家にある機種とは別のモデルの話が混ざることがあります。一方でNotebookLMは、あなたが読み込ませた資料の中だけを見て答えます。だから「うちの機種の説明書に、こう書いてある」という答えが返ってくるのです。
さらに、答えの文章のそばに小さな番号が出て、それを押すと元の説明書のどこを参考にしたかが表示されます。AIの答えをうのみにせず、自分の目で確かめられる。この安心感が、説明書のように「間違えると困る」書類と相性がいい理由です。
取扱説明書を読み込ませる3ステップ
やることは、説明書のデータを手に入れて、置いて、聞くだけです。
ステップ1:取扱説明書のPDFを手に入れる
紙の説明書しか手元にない場合でも大丈夫です。ほとんどのメーカーが、公式サイトで説明書のPDF(パソコンやスマホで読める書類の形式)を無料で公開しています。
探し方はかんたんです。検索窓に「メーカー名 品番 取扱説明書」と入れて検索します。品番は、本体のシールや、リモコンの裏、保証書に書かれている「AN-C40Y」のような英数字の並びです。
メーカーの公式サイトが見つかったら、説明書のPDFをパソコンやスマホに保存しておきます。ここまでが準備です。
ステップ2:NotebookLMに読み込ませる
パソコンやスマホで「NotebookLM」と検索し、公式サイトを開きます。Googleのアカウント(Gmailを使っている方ならすでにお持ちのもの)でログインすれば、無料で使い始められます。
ログインしたら、「新規作成」や「+」のボタンを押して、新しいノートブック(資料を入れておく箱のようなもの)を作ります。そこに、ステップ1で保存した説明書のPDFを、ドラッグ&ドロップ(ファイルをつまんで画面に落とす操作)で入れるだけです。数十秒待つと、AIが読み終わります。
このとき、関連する書類をまとめて入れておくのがコツです。たとえばエアコンなら、取扱説明書だけでなく、保証書やリモコンの説明書も一緒に入れておくと、「保証の対象になりますか?」といった質問にも答えられるようになります。
ステップ3:ふつうの言葉で質問する
準備ができたら、画面下の入力欄に質問を打ち込みます。ここでかしこまった言葉づかいをする必要はありません。「エラーのE5って何?」で十分伝わります。
うまく使うコツは、「何を知りたいか」に加えて「どんな形で答えてほしいか」を添えることです。たとえば「フィルターの掃除のしかたを、順番がわかるように箇条書きで教えて」とお願いすると、そのまま手順書として使える形で返ってきます。
そのまま使える質問の例5つ
質問の言葉が思いつかないときは、次の5つをコピーして、ご自身の状況に合わせて言葉を入れ替えてみてください。
- 「エラー表示の◯◯の意味と、家でできる対処法を教えてください」 — いちばん出番の多い聞き方です
- 「お手入れの方法を、頻度がわかるように箇条書きでまとめてください」 — 週1回・月1回といった目安まで拾ってくれます
- 「保証の対象になるケースと、対象外になるケースを分けて教えてください」 — 修理に出す前の判断に使えます
- 「この製品でやってはいけないことを、一覧にしてください」 — 説明書のあちこちに散らばった注意書きを1か所に集められます
- 「タイマー予約のやり方を、はじめて使う人向けに手順で説明してください」 — 「はじめて使う人向けに」と添えると、専門用語が減ります
とくに5番のように、誰向けの説明かを指定すると、返ってくる文章のやさしさが変わります。ご高齢のご家族に渡すメモを作るときにも便利です。
取扱説明書のほかにも使える「分厚い書類」
ここまでは家電の説明書を例にしてきましたが、同じやり方は「読むのが大変な書類」全般に使えます。
- 保険の証券や約款:「入院したときにいくら出ますか」と聞ける形になります
- 自治体から届いた案内:ゴミの分別ルールや、補助金のお知らせなど
- 職場の社内マニュアル:新しく入った方への説明がぐっと楽になります
- 家電量販店の長期保証の書類:どこまでが無料修理の範囲かを確認できます
読み込ませる資料を変えれば、活かせる場面はどんどん広がります。たとえば資格試験のテキストを入れて勉強に使う方法は、NotebookLMで資格勉強する方法で4ステップにまとめました。転職活動で企業の資料を読み込ませる使い方は、NotebookLMで企業研究を効率化する方法で解説しています。どちらも今回と同じ「分厚い資料を、聞けば答えてくれる相手に変える」という発想です。
使う前に知っておきたい注意点3つ
便利な一方で、知らずに使うと困ることもあります。3つだけ押さえておいてください。
1. 説明書に書いていないことは答えられない
NotebookLMは読み込ませた資料の中だけを見ます。裏を返すと、説明書に載っていない情報(他社製品との比較や、ネット上の口コミなど)は答えられません。これは弱点ではなく、うそを混ぜないための仕組みだと考えてください。
2. 大事な操作は、必ず元のページを開いて確かめる
分解や配線など、間違えるとけがや故障につながる操作については、AIの要約だけで判断しないでください。答えのそばに出てくる番号を押して、元の説明書のページを自分の目で確認する。このひと手間が、AIと安全につきあうコツです。AIツールの使い方をお伝えする場でも、この「元の資料に戻る」習慣はいちばん強調しているところです。【要確認:経験談】
3. 無料で使える範囲を知っておく
2026年8月時点で、無料でもかなりのことができます。1つのノートブックに入れられる資料は50個まで、ノートブック自体は約100個まで、質問は1日50回までが目安です。家庭の説明書を読む使い方であれば、無料の範囲で十分に足ります。
なお、会社の資料を読み込ませる場合は、社外に出してはいけない情報が含まれていないか、事前に職場のルールを確認してから使うようにしてください。
よくある質問
Q. スマホだけでも使えますか?
A. 使えます。スマホのブラウザ(インターネットを見るアプリ)からでも、専用アプリからでも利用できます。ただし、説明書のPDFをスマホに保存する手順が必要になるので、最初の1回はパソコンのほうがやりやすいと感じる方が多いです。
Q. 紙の説明書しかない場合はどうすればいいですか?
A. まずはメーカーの公式サイトでPDFを探してみてください。見つからない古い製品の場合は、スマホのカメラで撮影した画像を読み込ませる方法もあります。ただし、写真は文字が読み取りにくいことがあるので、明るい場所でまっすぐ撮るのがコツです。
Q. 「Gemini Notebook」という名前になっていますが、別のツールですか?
A. 同じものです。2026年7月にNotebookLMからGemini Notebookへ名称が変わりました。使い方も、無料で使えることも変わっていません。
まとめ
NotebookLMで取扱説明書を読む方法を振り返ります。
- メーカーの公式サイトで説明書のPDFを手に入れる(「メーカー名 品番 取扱説明書」で検索)
- NotebookLMに読み込ませる(関連する保証書なども一緒に入れると答えの幅が広がる)
- ふつうの言葉で質問する(「箇条書きで」「はじめての人向けに」と形を指定すると使いやすい答えになる)
まずは、いま一番よく使っている家電ひとつで試してみてください。エアコンでも、洗濯機でも、給湯器でもかまいません。1つうまくいくと、家じゅうの説明書、そして仕事の書類にも同じやり方が使えることが実感できるはずです。
この記事は、AI講師として累計350名以上に教えてきた Ryo(Nawa AI Lab)が書きました。
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