Claude Coworkで名刺をExcelにまとめる方法|初心者向け3ステップ
「もらった名刺が、カバンや引き出しにたまったまま」——そんな状態になっていませんか。
名刺を1枚ずつ見ながら、会社名や連絡先をExcelに打ち込んでいく作業は、地味なわりに時間がかかります。この記事では、その打ち込みをまるごとAIに任せて、名刺をExcelの一覧表にする方法を紹介します。
使うのは Claude Cowork(クロード・コワーク/パソコンの中のファイルを直接読んで作業してくれるAIの機能)です。やることは「名刺の写真をフォルダに入れて、日本語でお願いするだけ」です。
この記事を読むと、次のことがわかります。
- Claude Coworkで名刺整理をすると、名刺管理アプリと何が変わるのか
- 始める前に用意するもの3つ(写真の撮り方のコツつき)
- 実際の手順(3ステップ)
- そのままコピーして使える指示文の例
- 名刺という「他人の個人情報」を扱うときの注意点
パソコンの操作に自信がなくても大丈夫です。むずかしい設定はありません。
Claude Coworkで名刺整理はどう変わるのか
いちばんの違いは、名刺の写真をフォルダに入れておくだけで、あとの作業をまるごと任せられることです。
名刺管理には専用のアプリもありますが、「毎月の料金がかかる」「相手の情報を他社のサービスに預けるのが少し不安」と感じて、結局アプリを使わずに名刺をためている方は多いと思います。AIの使い方をお伝えする講座でも、名刺やレシートのように「たまっていく紙」の相談は本当に多いです。【要確認:経験談】
Claude Coworkなら、次のような作業を一度にお願いできます。
- フォルダの中にある名刺の写真を、1枚ずつ開いて文字を読み取る
- 会社名・氏名・役職・電話番号・メールアドレス・住所を、そのままExcelの表にまとめる
- 会社名や受け取った順など、指定した並び順で整理する
- 読み取れなかった名刺は「要確認」と印をつけて教えてくれる
ポイントは、写真をどこかにアップロードする手間がいらないことです。パソコン版のClaude Coworkは、あなたが許可したフォルダの中を直接見て作業します。名刺を1枚ずつサービスに登録していく、という作業そのものがなくなります。
たまっていく写真の整理も、同じやり方でできます。旅行やイベントの写真をフォルダ分けする方法はClaude Coworkで写真整理する方法で解説していますので、あわせてご覧ください。
始める前に用意するもの3つ
1. Claudeの有料プラン
Claude Coworkは、有料プランでしか使えません。無料プランでは画面に出てこないので、ここでつまずく方が多いところです。
使えるのは、Pro・Max・Team・Enterpriseの各プランです。個人で使うなら、月20ドルほどのProプランが入口になります(2026年9月時点。金額は変わることがあるので、最新は公式サイトでご確認ください)。Cowork機能は、これらのプランに追加料金なしで含まれています。
2. パソコン版のClaudeアプリ
Claude Coworkは、パソコンにインストールするアプリ(Mac・Windows対応)から使うのが基本です。ブラウザ版やスマホ版でも順次使えるようになってきていますが(試験提供の段階)、フォルダの中のファイルをまとめて扱う作業は、パソコン版がいちばん安定しています。
アプリを開いたら、文字を入力する欄のところで「Cowork」を選ぶと、作業モードに切り替わります。
3. 名刺の写真を入れるフォルダ
パソコンのデスクトップなどに、名刺専用のフォルダを1つ作ります(例:「名刺整理」)。そこに名刺の写真を入れておきます。
写真は、スマホのカメラやスキャンアプリで撮ってかまいません。きれいに読み取ってもらうコツは3つです。
- 1枚の写真に、名刺は1枚だけ写す
- 明るい場所で、影が入らないように真上から撮る
- ピンボケしていないか、その場で一度確認する
撮った写真は、スマホから自分あてにメールで送るか、GoogleドライブやiCloud経由でパソコンのフォルダに移します。両面に情報がある名刺は、表と裏の2枚を撮っておきましょう。
フォルダを分けておく理由は、Claude Coworkに「このフォルダの中だけを見てね」と範囲を伝えるためです。関係のないファイルが混ざっていると、余計なものまで読み込むことがあります。
Claude Coworkで名刺をExcelにする3ステップ
準備ができたら、作業はたった3つです。
ステップ1:作業するフォルダを指定する
Claude Coworkを開いて、さきほど作った「名刺整理」フォルダを作業場所として指定します。これで「この中のファイルを見ていいですよ」という許可を出したことになります。
新しい作業を始めるときは、そのつど新しい画面を開くのがおすすめです。1つの画面にいろいろな依頼を混ぜると、指示があいまいになりやすいためです。
ステップ2:日本語でお願いする
やってほしいことを、ふつうの日本語で書くだけです。たとえば、こんな形です。
このフォルダにある名刺の写真をすべて読み取って、一覧表を作ってください。
1. 列は「会社名/氏名/役職/電話番号/メールアドレス/住所」にしてください
2. 会社名の五十音順(あいうえお順)で並べてください
3. 文字が読み取れなかったところは「要確認」と書いてください
4. 結果を新しいExcelファイルにして、このフォルダに保存してください
送信すると、Claude Coworkは「まずこう進めます」という段取りを先に見せてくれます。内容を確認して、問題なければそのまま進めてもらいます。
ステップ3:出てきたExcelを確認する
作業が終わると、指定したフォルダに新しいExcelファイルができています。開いて中身を見て、直したいところがあれば「役職の列を、部署名と役職に分けてください」のように追加でお願いできます。
やり直しは何度でもできます。最初から完ぺきな指示を出そうとしなくて大丈夫です。
そのまま使える指示文の例
名刺整理は、指示の書き方で仕上がりが変わります。目的別に3つ挙げておきます。
例1:とにかく早く連絡先の一覧にしたいとき
名刺を読み取って、「会社名・氏名・メールアドレス・電話番号」だけの表にしてください。ほかの情報は入れなくて大丈夫です。
例2:あとで検索・分類したいとき
上の項目に加えて、「業種(名刺の内容から推測)」の列も作ってください。推測した項目には(推測)と書いてください。
例3:お礼メールや年賀状に使いたいとき
氏名のふりがなの列を作ってください。住所は「郵便番号」と「住所」の2列に分けてください。
うまくいくコツは3つです。
- 列の名前を先に決めて、指示に書く:あとからそろえ直す手間がなくなります
- 推測させた項目には印をつけてもらう:業種などをAIが補ったとき、どこを見直せばいいかがすぐわかります
- 読み取れなかったものを「要確認」で残してもらう:勝手に空欄で済まされるより、抜けに気づけます
名刺は「他人の」個人情報です
便利な作業ですが、名刺は受け取った相手の個人情報そのものです。自分の情報以上に、ていねいに扱う必要があります。次の3つは必ず守ってください。
1. 見せるフォルダを名刺用だけに絞る
Claude Coworkは、許可したフォルダの中身を読むだけでなく、書き換えたり消したりもできます。ですから、共有するのは「名刺整理」フォルダだけにして、仕事の資料や家計簿など、関係のないフォルダは見せないようにします。
はじめのうちは、作業の前に毎回確認が入る設定(手動での承認)にしておくと安心です。慣れてきてから、自動で進める設定に切り替えるとよいでしょう。
2. 読み取った結果は、自分の目で確かめる
AIは文字の読み取りを間違えることがあります。とくに、数字の「1」と「7」、アルファベットの小文字、旧字体の名字などは、取り違えが起きやすいところです。
メールアドレスと電話番号だけは、Excelができたあとに元の名刺と照らし合わせて確認しておくと、あとで「連絡が届かない」という失敗を防げます。
3. できあがった名刺リストの保管に気をつける
たくさんの人の連絡先が1つのファイルにまとまるので、できたExcelは他人の目に触れない場所に保管します。むやみにメールで送ったり、みんなが見られる共有フォルダに置いたりしないようにしましょう。
「AIに個人情報を入れて大丈夫なのか」という点は、NotebookLMに個人情報を入れて大丈夫?でくわしく整理しています。考え方はClaude Coworkでも同じなので、気になる方は読んでみてください。
よくある質問
Q. 無料プランでも使えますか?
いいえ、Claude Coworkは有料プラン専用の機能です。無料プランでは画面に表示されません。まずは月20ドルほどのProプランで試すのが現実的だと思います。
Q. 手書きのメモが書いてある名刺でも読めますか?
印刷された文字はかなり正確に読み取れますが、手書きの書き込みは読み間違いが増えます。「◯月の展示会で交換」といった手書きメモは、AIの読み取りのあとに自分で直す前提で考えておくとよいです。
Q. 一度に何枚くらいできますか?
数十枚であれば問題なく扱えます。100枚を超えるようなときは、「まず50枚だけ」のようにフォルダを分けてお願いすると、安定して動きます。
まとめ
Claude Coworkでの名刺整理について、大事なところを3つにまとめます。
- 写真をフォルダに入れて、日本語でお願いするだけ。1枚ずつ登録する手間も、表に打ち込む手間もいりません
- 列の名前を先に決めて指示に書くと、そのまま使える連絡先一覧の形で返ってきます
- 名刺は他人の個人情報。見せるフォルダを絞る・読み取り結果を確認する・できたファイルの保管に気をつける、この3つはAIに任せず自分でやります
次の一歩としておすすめなのは、まず10枚だけで試してみることです。少ない枚数なら、AIの読み取りが合っているかをすぐ確かめられます。うまくいく感覚がつかめたら、たまった名刺をまとめて片づけてしまいましょう。
この記事は、AI講師として累計350名以上に教えてきた Ryo(Nawa AI Lab)が書きました。
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